←2歳9ヶ月の時の愛です^^;
「シャンプーや洗剤、何を使ってますか?」という問いを
本当にたくさん頂きます。
特に、「皮膚疾患や皮膚が弱い子には何がいいですか?」
という質問が集中してます^^;
よ~く分かります。
そのお気持ち!
私もずっとそう思い続けて、あれこれ探して試してきました。
終わりなきシャンプージプシー状態でしたよ;;
でも、今まであまり声高に「これを使ってます!」と言って
来なかったのには、訳があります。
本当にいいと思えるシャンプーが余りなかったこと、そして
いろんな意味でしっかり検証できてなかったからです。
そして、たとえシャンプーを変えて多少改善されたとしても、
原因を取り除かない限り一時しのぎにしか過ぎないから…。
だから、まず原因に目を向けて欲しいと思っていたからです。
でも、皮膚が弱い子にとって、一時しのぎであってもシャンプー
選びは大事ですね。
そんな思いがあり、今日はシャンプー選びについてお話を
することにしました。
今回は、対症療法的なお話です^^;
私のシャンプー選びには、いくつかのッチェックポイントが
あります。
1,チェックポイント
――――――――――――――――――――――
成分を確認する!
犬の皮膚は弱アルカリ性です。
なので、人間と同じ弱酸性のシャンプーなどを使うと、中和
反応が起き皮膚がダメージを受ける場合があります。
また、人間の皮膚の表皮は2mm程度と厚く、外部からの刺激
にも強いのですが、犬の皮膚は人間の1/3~1/5程度の厚さ
しかなく、とてもデリケート。。
そのため、合成界面活性剤などの有害成分が体内に侵入
しやすいのです。
基本的に、石油系合成界面活性剤、硫酸塩、合成洗剤、
リン酸塩、染料、合成着色料、合成香料、アルコール、
パラベン(殺菌防腐剤)などが入ってなく、皮膚バリアを壊さ
ないものを選んでます。
皮膚が健康であれば、何を使っても余り問題にならないんです
けどね…。
(最大の問題はこれです!)
2,常在菌のこと
――――――――――――――――――――――
皮膚には、常在菌がいます。
これも、私たちもワンコも同じです。
たとえば、マラセチアなどは常在菌ですし、アカラスは皮膚に
普通にいるダニです。
皮膚が健康であれば、マラセチアがいようが、アカラスが皮膚に
住んでいようが全く問題ありません。
でも、体のバランスが崩れたり免疫力が落ちたりすると、皮膚の
バリア機能が壊れ、これらの菌やダニが異常に増え、頑固な
皮膚病に移行する…ということです。
脂漏症なども、全部同じ構造です。
雑菌が繁殖する⇒炎症が悪化する⇒痒みがますます酷くなる…
これが、いわゆる皮膚病の痒みの正体です。
真の原因ではなく、表面上の原因ですね。
ワンコの皮膚病は、本当のアレルギーは少なく、ほとんどが
このタイプだと言う先生もいらっしゃる程です。
シャンプーの役目は、浸出液や汚れをきれいに取り去って
あげること。
石油系の強いシャンプーはダメですよ。
犬の皮膚はとても薄いので、痒みがあり掻いたり噛んだり
しているコは、皮膚バリアが壊れ細菌やダニの影響を受け
やすくなってます。
それを防ぐには、体を芯から健康にすることや皮膚バリアを
壊さないようにすることです。
「薬用殺菌シャンプー」も、よく使われていて有効な場合も
ありますけど、「殺菌と再発」の悪循環になりやすいので
要注意!
皮膚病に強い動物病院の指導の元でやった方がいいです。
なぜなら、「薬用殺菌シャンプー」は悪い菌を殺すのが目的
で作られているからです。
一時的にはよくなったように思いますが、必要な良い菌も殺し
ちゃうので、皮膚バリアが壊れてしまいます。
皮膚バリアが壊れると言うことは、今まで皮膚を守っていたモノ
がなくなり全く無防備な状態になるということです。
ということは、菌やウィルスの影響をまともに受けてしまう…と、
いうことですね。
強い殺菌成分や化学的な成分などで常在菌を殺し、皮膚
バリアにダメージを受けたりしないよう、見極めがとても大事に
なります。
3,成分表示について
――――――――――――――――――――――
ペット用のシャンプーには表示義務がないため、『安全」 と
謳っていても、いまいち信頼性に欠けるんですよね・・・
何を基準に判断したらいいのか分からないのです…。
そんな時、私は直接メーカーに電話して聞いてます。
そんなこんなで、最近使っているのが、このCDCペット
シャンプー。
ご参考に
⇒ CDCペットシャンプーは天然成分100%松の樹液だけで
化学薬品を一切配合していません。かゆい耳…
成分的にも天然100%のノンケミカル、コロイドシャンプー
です。
※コロイドシャンプー・・・コロイドは汚れに付着し、激しい
動きで分子をごと分断する性質があります。
汚れ分子の隙間に入り、激しい振動運動で分子結合を
ばらばらに分断します。
そして、分子ごとくるんでしまうので、簡単に流せる状態に
なるのです。
ごしごし洗わなくても、汚れがさっと落ちるので皮膚への
負担が少なくて済むというわけですね。
シャンプーの成分は大事ですが、シャンプーで皮膚の
ペーハーが変わった…という事が問題ではなく、ペーハーを
自身でコントロールできない
・・・コレが問題ですね。
皮膚病については、またお話していきたいと思います。
4,使用感
――――――――――――――――――――――
CDCシャンプー、メグに使っていますが調子はいいです。
いろんなシャンプーを試してきましたが、シャンプーの後、
痒みが出ないのは、このシャンプーと、特殊洗剤だけです。
(シャンプー後に出る痒みは、それなりの理由があるんですけど、
長くなるのでまたの機会にしますね…)
きっと刺激が少ないんだと思います。
特殊洗剤については、また機会があればお伝えしますね…^^;
なんとも不思議な魔法の粉です^^;
5,注意!
――――――――――――――――――――――
天然100%が全て安全なわけではありません。
天然、自然、ナチュラル、オーガニックなどと謳われてても
なんちゃってが多いのが現状です。
また、ケミカルの全部が全部悪いわけでもありません。
例えば、界面活性剤でも、とても上質で皮膚に悪影響を
及ぼさないモノもあるからです。
でも、それらは、どうやって判断したらいいのでしょう?
・・・それは、自ら学んで、そしてよさそうなモノをつかってみて、
それで判断するしかないと思うのです。
直接、メーカーに聞くのも一つの方法です。
メーカーのその商品に対する姿勢が見えてきますから。
レビューを参考にするのもアリですね。
でも、個体差がありますので、あくまでも『参考』にしかなら
ないです。
こうやって、シャンプーに関して書いてみると、
『たかがシャンプー…、されど・・・』
の世界ですね(>_<)
ワンコの皮膚の事などを調べると、私たちが使う化粧品の
害なども分かってきます。
使えば使うほど、汚くなるんですよね。
特に高価なものほど・・・
これも、また機会があれば、ある程度検証済みなので、
お伝えしようと思います。
6,結論
――――――――――――――――――――――
基本的に体内の健康が第一です!
皮膚病がひどいということは、体は元気だけど敵が多すぎて
闘うのに疲れ果ててる状態かもしれないですね。
このことは、皮膚病も腫瘍も同じです。
ですので、原因を探すことなく、シャンプーやケア用品探しに
明け暮れても、ムダかも…です。
今の状況は、症状を抑えてきた結果だとも思うのですよ。
自分自身を振り返ってですが・・・。
薬とかハーブなどで抑え続けるとこじれるだけ…。
このことは、肝に銘じる必要があるかなと思っています。
もう一つ大事なこと。
皮膚には、必ず修復作用があります。
・・・とうことは、悪化しても元に戻るということですね。
「そうならないのはどうして?」と、考える事がとても大事だと
思います。
そういう取り組みをしていれば、何を使っても大丈夫。。。かな?^^
なんだか、禅問答のようになりましたが、今回はここまでです。
以下にも関連の記事を挙げておきました。
参考になれば幸いです。
◆え~っ!イヌとネコから高濃度の化学物質を検出!!<デトックス考Ⅰ>
◆皮膚に住んでいる常在菌と、お腹の関係【フレンチブルと皮膚疾患】
洗剤や化粧品については、またの機会に^^;
今日も長くなってしまいました^^;
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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【今日の愛ちゃん】
↓ふぁ~い^^;
↓ご飯まち♪
↓ねぇねぇ。。。おかーしゃん、だっこ!!^^
↓同じ歩調…^^
★いつもあたちに会いに来てくれて ありがとう!
あたち、とても嬉しいワンッ!ヾ(^v^)k
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