愛は、脳腫瘍の疑いが濃厚と言われました。
様子がおかしくなり検査(血液・レントゲン)した後、
あっという間に旅だってしまいました。
脳に異常が出てることが分かったのは、この検査の
後でした。
かかりつけの先生は、検査後の入院中に 愛の
発作をみつけ「突発性前庭障害」のようだと
電話を下さいました。
「4~5日で治まるだろう」と・・・。
でも、愛は翌日の早朝…1人で静かに
旅立ちました。
誰も、誰も最悪の結果が予想できなかったのです。
何の治療も出来なかった・・・ 辛く、悔しく、
無念です。
耐えがたく悲しいです。
愛が亡くなって、しばらくして先生から
「愛ちゃんは脳腫瘍の疑いが濃い」という
連絡を頂きました。
私は、犬の脳腫瘍の知識ゼロでした。
私の頭の中には、進行がものすごく早い…と
いう事しか ありません。
いったい愛に何が起こったのか・・・
何が何だかまったく理解出来ませんでしたので
学んだことを 簡単だけどまとめてみました。
参考になれば幸いです。
犬の脳腫瘍
犬の脳腫瘍の割合は10,000頭に14.5頭くらい
の割合で発症するようです。
【発症年齢】
多くの場合が、中年齢~高年齢の犬です。
【脳腫瘍の症状】
発症しても、症状が出ない場合もあります。
これは本当に怖いです・・・。
(愛の場合は、これに近かったです。)
でも、てんかん様発作や首と頭が傾く斜頸が
見られたり旋回運動や運動失調、眼球が揺れ
動く眼振、顔面マヒ などが起こることも
多くあります。
(愛の亡くなる前日の軽い発作は、首と頭の傾斜、
軽い旋回運動、 眼振がでてましたので、この症状と
よく似ています。)
また、性格が変化したり異常な行動をとったり、
寝てばかりなど認知症に似た症状が出ることも
確認されています。
(愛も性格の変化がありました。あれだけお姉ちゃんと
遊んでたのに亡くなる1週間ほど前からお姉ちゃんを
避けるように なり、とても不思議に思っていました。)
腫瘍の良性、悪性に関わらず、脳のどこに腫瘍が
出来て いるかで症状が異なります。
脳腫瘍の種類
最も多いのは、「髄膜腫」で、好発犬種は、
ゴールデンレトリーバー(とても多い!)、
ジャーマン・シェパード、コリー、ボクサーです。
そして、雄より雌のほうが多いようです。
髄膜腫の生存率は7ヶ月~1年で、長生きする
仔では3年位。
あと、「グリオーマ」も多く、 「星細胞腫」
↓
「退形成性星細胞腫」
↓
「膠芽腫」 の順で悪性度が高くなります。
原因
・「原発性脳腫瘍」と言われる脳の細胞が
腫瘍化して出来るもの
・脳以外の部位に出来た腫瘍が脳に転移する
こともあります。
脳以外の部位に出来た、悪性黒色腫(メラノーマ)
や悪性リンパ腫 (リンパ肉腫)、 血管肉腫や
乳腺がんなどが、脳に転移する場合や 耳や鼻、
頭蓋の骨などの脳に近い部分に出来た腫瘍が脳に
しみ込むように広がった「続発性脳腫瘍」があります。
(愛は鼻の中に小さな腫瘍ができてました。診て頂いてましたが
大きくならないようなので様子見の段階でした。
もしかしたら・・という思いもあります。)
治療方法
化学療法である薬剤投与や外科手術、
放射線療法などを組み合わせる場合が
ほとんどです。
また、てんかん様発作をコントロールしたり、
脳腫瘍にともなう 炎症や浮腫(ふしゅ:痛みのない
むくみのこと)を抑えるため 抗炎症薬などによる
内科的治療を行うこともあります。
でも、化学療法は余り効き目がないという情報も
多くありました。
私は、三大療法(抗ガン剤・手術・放射線治療)は
反対の立場です。
その理由は、このブログのあちこちで書いてますので
参考に していただければと思います。
予防法はあるの?
一番の予防は早期発見と早期治療です。
しかし、脳腫瘍は予防がとても難しい病気と
いわれています。
うちの愛のように最後まで食欲もあり、発作も
亡くなる直前にしか出ないと、早期発見は
困難です。
少しでも普段と違う、おかしいなと思ったら
すぐ診て 頂くのが一番です。
私は、少しおかしいなと思いながらも、食欲も
あるし少し元気がないだけだから、すぐ治る
だろうと思い込んでました。
もっと早くちゃんと分かっていれば・・・と、
本当に悔やんでも悔やみきれないのです。
おかしいなと思ったら、すぐ動物病院で
検査してもらってください。
症状が出てからでは遅い場合が多いのです。
愛の場合はとにかく進行がとても早かったです。
↓のバニラちゃんの経過を見ても、やはり
とても早い・・・。
予防方法は早期発見しかないので、悔いを
残さないためにも 、しっかり気を付けて
あげてください。
★かかりやすい犬種としては、
1,ドーベルマン
2,フレンチ・ブルドッグ
3,ボストン・テリア などがあがってました。
そして、シニアになるとガンにかかる
子が増えてくるように思います。
特にアレルギーを持っている子に多いと
いう印象を受けます。
でも、情報提供者によって異なったり
するので
はっきりした 傾向ではないのかも
しれませんが・・・。
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★愛とよく似たフレンチブル、クリームの
バニラちゃんも脳腫瘍の疑いで、4月3日に
虹の橋へ旅立ちました。
10歳だったとのこと・・・。
愛が9歳4ヶ月でしたので、何からなにまでよく
似ていて 他人事とは思えないのです。
バニラちゃんのママさんも、辛さと悲しみの中
ブログを立ち上げて 下さいました。
バニラちゃんも愛も、おかしいと気づいて
あっという間に旅立ってしまいました。
突然亡くなると言うことは、心の準備ゼロ
ですので 本当に辛いです。
犬の脳腫瘍についての情報を探している方の
参考に なれば、本当に嬉しいです。
バニラちゃんも、愛もとても喜ぶ事と思います。
↓
バニラちゃんのブログです。
【バニちゃん さんきゅっ!】
⇒http://vanillatail.seesaa.net/
あなたが同じような苦しみに
あいませんように!
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【今日の愛ちゃん】
今日も2歳1ヶ月くらいからです♪
自分たちで壊した籐の二段かごを時々枕にしてました^^;
お姉ちゃん、貯水池に落とされそう・・・^^;
2~3度、落とされたこともありますよ・・・^^
★皆しゃん、今日もあたちに会いに来てくれて
ありがとう!!
あたちとても嬉しいワンッ!!
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