←06-8-3 愛:2歳8ヶ月
「あら・・・?
愛ちゃん、どうしたの?」
愛が、1歳6ヶ月・・・朝のお散歩の時でした。
いつものようにお散歩を楽しんでる二人の写真を撮ろうと
した時です。
愛の目の回りが赤くなり少し腫れてるのに気がつきました。
そして、どんどん腫れがひどくなっていくのです。
もう、ものすごくびっくりしました。
これは、いけない!!と、慌てて家に帰りました。
↓症状の出始めです。
どうしたのかなぁ・・・そういえば、いつもより元気もないし・・。
と、思いながら急いで家に帰り、24時間体制の動物病院へ
連れて行きました。
↓病院へ行く前。
本人の名誉の為^^;写真は1枚だけにします^^
その時、先生から聞いたのは思いもかけない病名でした・・・。
「アナフィラキシーショックですね。
急を要するので、すぐ処置にかかります。」
点滴とヒスタミンを抑える(・・・と、言われたように記憶して
います。)注射で応急処置をしていただき、様子をみることに
なりました。
先生から、腫れる前に食べたものとか聞かれましたが、何が
アレルゲンなのかこの時点ではさっぱりわかりません。
強いて言えば、普段より納豆の量が多かったかなぁ?という
位です。
しばらくして、腫れや赤みはきれいに引きましたが、まだ元気が
ありません。
↓夕方
1日静かに過ごしてましたが、夜になってまた少し腫れてきました。
背中などに大きな湿疹も出始めました。
慌てて、また病院へ連絡を入れ連れて行きました。
朝と同じ処置です。
でも、これで症状は治まり、次の日は元気も出て
きました。
一段落してヤレヤレでした。
うちは、メグ姉さんもアレルギー体質です。
姉妹犬ですから、体質も似ていたんでしょうね。
アレルギーについては、次回またお話しますが、
メグと愛は完全にアレルギー体質でした。
でも、出方が全く違いました。
愛は、今回お話しているようにアナフィラキシーショックを
起こしたり、体中ボコボコの大きな湿疹や、お腹とか体の
柔らかな部分あちこちに小さな赤い湿疹ができたり・・・と、
メグ姉さんよりひどい症状が出ていました。
メグ姉さんは、難治性のアトピーです。
(痒みをなんとかしてあげたい・・・など、その対策なども、
詳しく書いていきます。)
今でも、ごく微量のステロイド&抗生剤などと漢方薬で痒みの
コントロールをしています。
痒みと脱ステロイドに苦しみ、12kgの体重が8kgを割るまでの
ダメージを受けたこともありました。
これはストレスが原因だったと思います。
かなり辛かったでしょう・・・。
朝から晩まで痒みと闘っていて、本当に可哀想でした・・・。
でも、アトピーは生死に関わることはありません。
愛のアナフィラキシーショックは、命に関わります。
アナフィラキシーショックとは、いったいなんでしょうか。
「おそばを食べたら亡くなった・・」という話、聞いた事があると
思います。
アナフィラキシーショックは、薬物や異物(食物を含む)に含まれる
「抗原」が体内に侵入したことが原因となり起こるアレルギー反応の
ことです。
皮下にあるマスト細胞(肥満細胞)がヒスタミンなどを出し
↓
このヒスタミンが細動脈の血管拡張や肺の細気管支の収縮
気管支痙攣を引き起こします。
↓
生死に関わるので、すぐ動物病院へ連れて行き処置をして
もらう事が重要です。
間違っても『様子を見る・・・』はいけません。
【アナフィラキシーショックの具体的な症状】
・数分から30分以内
1,異常興奮
2,呼吸困難(気管支痙攣・咽頭の浮腫)
3,大量のよだれ
4,嘔吐
5,脱糞
6,失禁
7,血圧低下
8,けいれん
9,意識障害
10,ショック(低酸素状態) 舌や粘膜が紫、青、白い…。
11,眼瞼が腫れる(顔・首・口唇)
・30~90分
1,じんましん
2,発疹
アナフィラキシーショックを起こす子は検査をして、原因となる
ものを体内に取りいれないように気を付ける必要があります。
何が原因で起こるのか、アレルゲン検査(RAST検査)を行い
どのアレルゲンに反応するIgE抗体を持っているのかを調べるわけです。
実は、このアレルゲン検査(RAST検査)、皮膚の問題があると、
どこの病院でも、すぐ勧められます。
メグ姉さんも3回受けてます。
でもこの検査、実はアナフィラキシーショックの原因を探す
以外には何も役に立たないと言った方がいい検査です。
これも、また詳しく説明します。
結論から言うと、
愛はその後アナフィラキシーショックを一度も
起こしませんでした。
そして、4歳頃には身体中に出来ていた大小の湿疹は
陰を潜め、全く出なくなったのです。
あれほど皮膚が真っ赤になるくらい出来てた湿疹が・・・です。
もちろん痒みとは無縁になりました。
そして、身体が汚れないんですね。
不思議なことにいつもピカピカです^^
あら?愛ちゃん、お風呂いつ入ったかしら?
・・・と思い出してみると半年前とか・・・^^;
愛の体質改善は、本当に本当にみごとなものでした!
かかりつけの先生が驚かれる程ですから・・・^^
10年以上、メグの休む間もない痒みに涙を流しながら
難治性アトピーといわれる皮膚疾患と闘ってきました。
愛のアナフィラキシーショックや、大小様々なひどい湿疹なども
経験してきました。
でも、その中で見えてきたことがあるのです。
とても長くなるので、記録する意味でこれから少しづつ書いて
いこうと思っています。
今回は、最初の取り組みでとても重要だと思うことだけお知らせして
おきますね。
ステロイドを安易に、それも慢性的に投与しないことです。
メグと愛の体質改善の差は、これだけなんですね。
最初にステロイドを慢性的に投与したかしなかったか・・・。
二人を見てて、これが明暗を分けた部分だと確信を持っています。
そして、ご飯は手作りの方がいいと思うのです。
うちは、ドッグフードを食べさせてないので、比較しようが
なく、こういう表現になりますが、食事は身体を作りますので
ものすごく重要な要素だと思っています。
①アレルギー全般にいえることですが、出ている症状だけを消そうと
すると一時的によくなっても、さらにひどくなります。
②根本の原因を取り去る事で、症状が出なくなる、または軽くなります。
①は即効性はありますが、問題が解決された訳ではありませんので、
押さえつけた分、さらにひどい症状が出てきます。
これは、メグ姉さんで何度も何度も経験してきました。
②は、時間はかかりますが、確実に軽くなります。
急がば回れ・・・とは、まさにこの事だといつも思っています。
※ステロイドは、慢性的に使うのは反対ですが、一時的に
症状を抑え、次の段階に進むために使うならとてもいいお薬だと
思っています。
例えば、最初に叩いて一旦引かせ、塗り薬や他の治療に変わる・・と
いう感じです。
この場合は、その子の症状に応じて、着地点をしっかり決め、
それに基づいた計画を立てて指導して下さる先生がいなくてはダメ
ですけどね・・・。
メグ姉さんのように一旦ステロイド漬けになったら、体質改善は
かなり困難となります。
最初の湿疹や痒みが出たときが本当に肝心と思うのです。
この時が、ある意味勝負です。
一生苦しまない為にも(親子共々です)、どうか、安易に慢性的なステロイド
投与をしないように気を付けてあげてくださいね。
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【今日の愛ちゃん】
おかーしゃんったら、あたちのアレルギーの変な
お顔の写真載せるんだから・・・(*`へ´*)
↓怒ってます^^;
★みなしゃん、いつもあたちに会いに来てくれて
ありがとう!
あたち、とても嬉しいワンッ!ヾ(^v^)k
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