さてさて、ワンコと塩分の問題です。
「ワンコに塩分? ダメでしょう!!」
「犬は汗をかかないので腎臓に負担がかかるので
絶対ダメ!!」
という情報がかなり多いんですが、ダメという
根拠が見当たらないんです。
ご存知の方、根拠があれば教えてください^^
世の中には、ワンコやニャンの健康のために、自分の時間を
投入して研究に専念してる方々が多くいらっしゃいます。
よく耳にする『学術的研究論文』というのは、その研究の
報告書ですね。
この塩分に関しても、ちゃんと学術的論文があります。
今日は、そこから少し抜粋してみますね。
結論として、
ワンコはナトリウムを余裕で処理できます。
なので、少々塩分を摂っても問題なし!と
いうことです。
十分な水分を摂っていればナトリウムの摂取量が大きく
変わっても適応できるという事です。
腎機能が正常で、水があれば排泄出来るから大丈夫!
ということですね。
でも、濃すぎるのもネェ・・・というわけで、一体どの位まで
大丈夫なの?という疑問が出ると思います。
これも、結論からですが(汗)
成犬の最小必要量は、体重1kgあたり4.4g…1日と
されています。
で、フード1kgあたり29g入っていると、口に合わないらしく
嫌がったり嘔吐を起こすことが報告されています。
そういえば、吐かせるためには食塩水を飲ませるようにと
よく言われますよね。
フード1kgあたり29gって、海水の塩分濃度(3%)に近いですね。
かなり濃いので、そりゃ嫌がるでしょう!^^;
私たちでも、海水浴に行って間違って海水を飲むと、すごく喉が
渇いて水がほしくなりますよね。
これも、体の調節機能・・・水で体内の塩分濃度を薄めようとして
いるんですね。
体って、本当によく出来ていますね!
で、少し思い起こして欲しいのですが、普段の食事でこの濃度は
どうでしょう?
多く登場しますか?
では、海水より少し低い濃度はどうでしょう。
フード1kgあたり20gのナトリウム含有の場合は
カリウムの排出が増加し、カリウムバランスが崩れたという報告も
あるため、安全上限値はフード1kgあたり15gで設定されています。
ちなみに私たちがいつも飲むお味噌汁の塩分濃度を見てみました。
たとえば、お椀一杯のだし汁(約160g)に
辛味噌8gで塩分濃度は0.6%
辛味噌16gで塩分濃度は1.2%
辛味噌24gで塩分濃度は1.8%
になります。
一度この割合で作ってみると、大体の塩分濃度が
分かるようになります。
好みもあると思いますが、塩味がなく美味しい!と感じるのは、
塩分濃度が1.5~1.8%くらいです。
お味噌汁をそのままあげても、海水の3%まではないので
あまり問題ないことがわかりますね。
★では、ニャンコちゃんはどうでしょう。
犬は大丈夫でも、猫は尿濃縮機能が高いので腎臓に負担が
かかるのでは?
という声を多く聞きます。
では、これも結論から行きます…汗
実は、猫のナトリウム過剰症の報告はないんです!
大事な事なので、もう一度言います。
猫のナトリウム過剰症の報告はありません!
子猫のテストでは、十分な水が飲める限り1%でも問題ないと
結果が出ています。
ちなみに、生理食塩水で1%です。
結構しょっぱいです・・・。
さらに、成猫では1.5%濃度の食事でも異常を示さなかった。。。と
あります。
(Burgerの論文報告)
時々、「体内に溜まった塩分がよくない」というブログ等もみますが
体内に塩分が溜まり続けたら大変じゃないですか?
ワンコやニャンコは、そのうち塩漬けになるのでしょうか???
ワンコもニャンも、十分な水分を摂っていれば腎臓がちゃんと調節して
排泄してくれるので大丈夫です!^^
【結論の結論】
1、水を飲んでいれば大丈夫!
2,手作り食は水分が多いので問題なし
3,ちょうどいいと思う塩分で問題ない
・・・ってことですね^^
ですので、我が家では娘達のご飯を作るとき、特に塩分を気にした事は
ありません。
彼女たちの野菜スープが切れたときなど、私たちのお味噌汁を時々薄めずに
ご飯にかけたりしています。
さてさて、次回はこれまた問題多い
『生卵』についてお話する予定です^^;
※娘達の健康のために、今まであれこれ学んできたことを
お伝えしています。
米・チーズ・イカやタコ・生の豚肉・ブドウ・煮干し
チョコレート・マカダミアナッツ・アボカド・小麦・
トウモロコシ・・・
等についても、少しづつお伝えしたいと思っています。
参考になれば幸いです。
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【今日の愛ちゃん】
かめさん・・・これは巨大化した緑亀。
菌を持ってるから触っちゃダメだよ・・・と、
おじさんに注意されました。
2人とも大騒動でした^^;
★みなしゃま、今日もあたちに会いにきてくれて
ありがとう!!
あたち、嬉しかったでし!!
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