◆いや、まてまて、症状は原因があって…【犬のガン・腫瘍⑱】ガンの仕組み、少し復習^^

活性酸素

←2005/05/12　
1歳5ヶ月の時の愛・・・

少し暖かくなってきましたね。

今朝は、風もなく穏やかで、お散歩してるとダウンが暑く感じられ
ました。
メグ姉さんもセーター着せて行ったので暑かったかもです・・・^^

この時期は、花粉症・PM2.5などが原因で、いろんな症状が出ている
方が多いですね。

あなたは大丈夫ですか？

私は、花粉症はないんですが、少し化学物質過敏症気味です・・・。
今年は鼻水がものすごくて、ティッシュの箱を抱えて移動…自分でも
ちょっと驚いてます！

この不快な症状、薬で何とかなるなら抑えてしまいたい！という誘惑に
駆られましたが、いや、まてまて、症状は原因があって出てる。
だから、むやみに押さえ込んではいけないんだった！と、思い出しました。

涙・鼻水などは、体内に入ってきた異物・毒物を出そうとして、免疫が
正常に働いている反応だし、これが分かれば、この不快な症状も、
身体を守ってくれているからだと感謝したくなるですね^^

さ、今日はガンが出来る仕組みを少し見直して、再度確認しようと
思います。・・・すぐ忘れちゃうので・・・^^;

いざ！というとき慌てないためにも・・・です。

■腫瘍細胞はどうして出来るのか？

もう一度、下手な図を見て思いだして下さいね。

ガンが出来る流れ(仮説)

　腫瘍細胞は、人の場合、毎日3000～6000個(30秒に1～2個)
　出来てます。
　

１，細胞の遺伝子がイニシエーターの刺激で傷つけられる。
　⇒でも、通常は修復されています。

腫瘍細胞は当然のように出来るけど、カラダには修復作用がある
のでほとんどが処理されている。
だから、余り心配しなくてもいいように思います。
　　　
ここまで、何となく分かれば、検査で腫瘍細胞が見つかっても
そう慌てず、冷静に対処できますね！

２，突然変異が起こり、ガン遺伝子になる。
　Ａ、原ガン遺伝子⇒突然変異⇒ガン細胞
　Ｂ、ガン遺伝子に変化する遺伝子を「原ガン遺伝子」といいます。
　　正常な状態では、細胞の増殖をコントロールしています。
　Ｃ、ガン遺伝子は。細胞の増殖が促進され、数の調整が出来なくなる。

イニシエーション
　・イニシエーターによって遺伝子が傷つき、細胞が突然変異を引き起こす
　　でも、その大部分は免疫システムの攻撃を受け、消えていく。

プロモーション

　・プロモーターが、さらに遺伝子の傷を増やし、ガン細胞が増殖する。

プログレッション
　・ガン細胞が悪性化し、進展していく。

■腫瘍細胞はどのようにして抑制されるのか？

１，ガン抑制遺伝子：ガン化を抑える役割をします。
　ａ、細胞の異常増殖を防ぐ。
　ｂ、誤った遺伝情報を持つ細胞を死滅させる。

２，ガン抑制遺伝子が欠損していたり、働きが弱いとガン化が進む。

★免疫機構は異物処理
　ａ、Ｔリンパ球
　ｂ、マクロファージ
　ｃ、ＮＫ…ナチュラルキラー細胞

　通常では、1個の腫瘍細胞なら、瞬く間に処理される。
　なので、腫瘍細胞が出来たらもう終わり！にはならない。

■遺伝子を傷つけ、異常を引き起こさせる原因とは？

１，化学物質(食事・環境汚染・受動喫煙など・・・)
　でも、これは「濃度」がとても大切に要素になります。

２，紫外線・放射線

３，病原性微生物(細菌・ウィルス)

４，遺伝

５，ストレス

６，活性酸素
　ａ、活性酸素は相手に細胞から電子を奪って酸化します。
　ｂ、酸化された分子が、隣の分子から電子を奪い、連鎖的に
　　　電子を奪い合う反応が続く。
　ｃ、酸化が進む。
　ｄ、遺伝子も酸化され、ガン遺伝子になる。