「ご主人が交通事故に遭い、○○病院に運ばれました。
すぐ来て下さい」
10月1日の午後、1本の電話で、私の心は凍り付きました。
私は、そのとき無意識のうちに「あぁ!まただ…。愛の時と
同じだ…」と、思いました。
随分ご無沙汰してしまいました。
10月1日、主人が交通事故に遭いました。
意識不明で、頭蓋骨内(硬膜外)に血腫があったため、
開頭血栓除去手術を受けました。
5時間ほどかかった手術が終わるまで、生きた心地がせず
祈るしか術はありませんでした。
友人や兄弟達が来ていたので、その対応に追われたりも
していました。
幸いなことに手術は無事終わり、術後も順調に回復して
いますが、高次脳機能障害などの後遺症は避けられないと
思います。
意識が少しづつ戻ると、膝の痛みを訴えたので調べてもらったら、
膝蓋骨…膝のお皿を粉砕骨折しているとのことで、こちらも
手術を受けました。
こちらの手術は3時間半ほど…。
今だから冗談のように言えますが、開頭手術で頭は40針の
傷跡があり、まるでフランケンシュタイン状態です。
その上、膝はボルトと針金が入り、両目の下の骨や鼻の骨も
折れ、歯も折れたり削れたり…額は3針、まぶた2針、鼻から
口にかけて5針と、まさに満身創痍…命があるのが不思議な
ほどの壮絶な状態でした。
でも、幸いなことに回復が早く、事故から2ヶ月たった今は、
近所の病院でリハビリに励む日々を送るまでになりました。
以前の状態に戻ることは出来ないにしろ、ようやく少しだけ
平安な日常が戻ってきたような感じがしています。
ようやく少し落ち着いてきましたので、どこまでまとめられるか
全く自信がありませんが、思いつくまま筆を走らせてみました。
主人の今回の事故での症状は『脳挫傷・頭蓋骨骨折・急性くも膜下
出血・急性硬膜外血腫・膝粉砕骨折…etc』でした。
「よく命が助かった…」警察の方々はじめ、皆そう言いました。
現場は血の海だったようです。
事故直後、たまたま自衛隊の教習車が通り、心肺蘇生処置
とAEDをやってくださり、一命を取り留めた状態だったとの
ことでした。
偶然と言うには、余りにもタイミングがよすぎて奇跡といっても
いいと、みなが口を揃えて言いました。
(後で、思った事…兄たちに頼んで現場の写真を撮ってもらって
おけばよかった…裁判の時に役にたつ可能性があるかも
しれない・・・。
でも、その時はそんなことまで、頭が回りませんでした・・・)
頭の傷は40針ほどもあります…
でも、傷の治りはとても早かったです^^
最近は、リハビリ兼ねてメグ姉さんと一緒にお散歩を楽しむ
までになりましたが、一時は、命の危機があり、どうなること
かと夜も眠れない日が続きました…。
ICUにも長くいたので、私自身かなり動揺し混乱していました。
事故直後から、親友ご夫婦が千葉から駆けつけてくださったり、
主人の兄や姉たちも(6人兄弟^^)きており、私は主人の心配を
するより、そちらの応対に追われました。
自分の時間が全くとれず、時々「あぁ、少しゆっくり心配したい
なぁ…」等と、冗談のようなことを思ったりもしました^^;
でも、そのおかげで余分なことを考えずに済んだのかもしれ
ませんね。
多くの方々に祈っていただきました。
なによりなにより嬉しく感謝でした。
おかげで主人の快復力はすごかったです。
主が共にいてくださる、守ってくださっている…確信に近い思い
をずっと抱いていました。
そして、愛ちゃんがいつも主人の側にいたような感じもしてました。
メグ姉さんも、今まで経験したことがない長時間のお留守番
が続き、とても心配でしたが、本当によく頑張ってくれました。
毎日、山のような荷物を持って帰ってましたが、その荷物を
放り出して、まずメグ姉さんを抱きしめて、食事をあげてました。
一時は、親戚に預けようと思って様子をみてましたが、何とか
預けることなく切り抜けることができました。
手作りご飯は作り置きしているので、今回もそれがとても
役に立ちました^^
こんな時でも1食も手作りご飯を欠かすことがなく、本当に
よかったと思っています。
話が前後しますが、事故当日の朝、主人はメグに会いに、
わざわざお散歩公園に来たのです。
そのとき、???と、思いました。
だって、朝メグと顔を合わせてるしわざわざ会いに来るなんて、
どう考えても変…。
今までも、一緒にお散歩に行くことはあっても、お散歩中の
メグにわざわざ会いに来るというのは、この10数年で初めての
ことでした。
この話を友人たちにすると、全員「それって今生の別れという
パターンだよね…」と言いました^^;v
そうですよね・・・私も、主人の病状が落ち着いた頃、それを
思い出し、本当は天国に行ってるはずなのかもと思いました。
あぁ、守られてるなぁ・・・生かされて感謝だなぁ! 心から
心からそう思いました。
でも、一つだけ、どうしても許せない事があります。
赤信号を無視して事故を起こし、一歩間違えば死んでいた
にもかかわらず、電話1本もない加害者ことです。
それどころか、甥に「自分たちこそ被害者」のようなことを言わ
せてきたりします。
治療費は10月1ヶ月で600万円にもなったのに、加入している
任意保険会社も教えないのです。
生死が危ぶまれた状況にも関わらず、余りの誠意のなさ・・と
いうか、人とは思えない仕業に、本当に悔しくて怒りしかあり
ません。
「とことん戦おう!」…そう決意し、すぐ弁護士をお願いしました。
兄たちが、知り合いの弁護士を紹介してくれたりしましたが、
相手が相手なので、今回は交通事故に特化し多くの判例を
勝ち取っている弁護士に頼みました。
きっと長い戦いになるんだろうなぁ・・・そんな予感がしています。
しかし、たった2年間に人生が変わるような体験を2度…。
一寸先は闇…とは、よくいったものです。
「いざというとき、どう考えるか、どう行動するか」
このことを、どれだけ普段から考えているか、その重要性を
イヤと言うほど思い知らされました。
これを読んで下さっているあなたも…明日、いえ、今この瞬間でも、
何が起こるかわからない・・・。
災害は防ぎようがないですが、事故にはくれぐれも気をつけてください。
気をつけてても、主人のように生きるか死ぬかの大事故に巻き込まれたり
することもあります。
「いざという時、どうするか」
これをいつも、頭の片隅に入れ、時々思い起こしてみて下さいね。
続く・・・
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【今日の愛ちゃん】
久しぶりに愛ちゃんです^^
↓おねえしゃん、遊ぶ?^^;
↓このボールはあたちのだから貸してあげないよ…by愛^^;
↓あっ、おねえしゃんに取られそうでし・・・;;
★いつもあたちに会いに来てくれて ありがとう!
あたち、とても嬉しいワンッ!ヾ(^v^)k
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